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大川 成一(22期) |
3月8日(木)に第69回卒業証書授与式が開催されました。雨の中、校門の前で保護者の方が卒業生と盛んに写メを撮られている姿がありました。
卒業生は総勢266名〈男子130名・女子136名〉で、皆勤者は15名でした。
吹奏楽部の生演奏でクラス別に卒業生が入場し、国歌と校歌の斉唱の後、卒業証書の授与は、卒業生の名前が一人ひとり読み上げられ、時には、読み上げる担任の先生が涙声となる厳粛な雰囲気の中で進行しました。
井上隆学校長式辞では天台宗・最澄の「一隅を照らすは国の宝なり」という言葉が紹介され、この言葉の意味するところを分かりやすく諄々と説かれ、卒業後は「一隅を照らす」人生を生きてほしいと訓示された点が印象的でした。
金成秀幸同窓会会長は来賓祝辞の中で、「日本は明治維新からの150年を経た今日、経済的には豊かになったものの終身雇用制が崩壊するなど、自由であると共に不安定な社会になった。卒業後は、このような社会で生き残るために必要な『社会が求める価値』を努力して身に付けてほしい。足立高校での友人・先生との絆は世俗的な利害・打算の絡まない純真なものであり、『宝物』として大切にしてほしい。2022年の母校創立100周年を同窓生として共に祝おう」と呼びかけました。
卒業生の答辞では、「入学当初のぎこちなさは、遠足のマザー牧場で解消した。全力で取り組んだ学校行事は、始めはクラスのまとまりがなくぶつかったりしていたが、最後には一つになれた。沖縄での修学旅行は海の美しさだけでなく、ひめゆり記念館で戦争と平和を考えさせられた」と3年間の学校生活が涙を交えながら回想され、最後に、先生方と保護者の方への心からの感謝と後輩たちへの期待が述べられました。
式典終了後、卒業生はクラス毎に起立する際、大声で先生に感謝し、ある人は涙を流しながら式場を後にしました。
私語もなく、整然と進行した厳粛で情感ある式典でした。
添付:来賓挨拶(金成秀幸同窓会会長)
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【卒業証書授与】 |
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【同窓会会長祝辞】 |
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【卒業生退場】 |
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